パワーウィンドウが壊れましたの図

ある日突然(当たり前ですが・・・)パワーウィンドウが動かなくなりました。しかも助手席側だけ。
しばらく運転して何気なくスイッチを押すと直っている・・・
こんな事が1ヶ月ほど続いたある日、とうとう動作しなくなりました。

どうやらZ32ではお約束のパワーウィンドウ・アンプユニットが故障しているようです。
新品のユニットに交換するのが一番手っ取り早い方法ですが、自分で修理してみました。何でも、基板のハンダが外れかけているとのことです。

当然の事ながらウィンドウが動かないため、内張りは完全に剥がせません。ネジ類とパワーウィンドウ・スイッチも外して下半分をめくった状態でパワーウィンドウ・アンプユニットを外しました。
手順としてはコネクタを外し、短めのプラスドライバーでユニットを止めている金具のネジを1本外すとユニットが取れます。

ユニットを外して分解してみると・・・

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取り外したパワーウィンドウ・アンプユニットです。型番は28515-40P00で、新品を購入すると9,000円ほどするそうです。

それでは分解してみましょう。 コネクタ部分の蓋が外せます。完全に壊さないようにしましょう。

取り出したアンプユニットの心臓部です。

基板を眺めていると・・・矢印の箇所のハンダにわずかなクラック(亀裂)が入っていました。

コネクタ部分のハンダ付けをやり直します。 念のため、8本全部をハンダ付けし直しました。

その後、元通りケースに戻してドアへと取り付けます。見事動き出しました。
どうやら走行中の振動でコネクタハーネスが上下左右に動き、コネクタの先にある今回亀裂が入っていた部分へ力が加わっているようです。

故障するパワーウィンドウ・アンプユニットの大半はこの部分に亀裂が入り接触不良を起こして、時々動いたり最終的には全く動かなくなるようです。