S-AFCを取り付けましたの図

フェアレディZの燃料は全体的に濃いめに噴出されているとのこと。確かに燃費はお世辞にも良いとは言えません。(^^;)
特にストップ&ゴーが多発する市街地では信号停車の度に燃料計の針が下がっているような気もします。
ROMチューンによる燃費重視のセッティングも考えましたが、実車合わせやROM先送りによる書き換えなど、県内ではそのようなショップも無く車に乗れない期間が気になります。

ROMチューンは諦め、S-AFCによるエアフロー量の加減による燃料噴射量を変化させる装置をセッティングする事にしました。
お得意のネットショッピングで購入。価格は29,800円(税別)でした。

車載コンピュータ配線のエアフロー量(電圧変化)の配線にS-AFCを割り込ませ、コンピュータにエアーの吸入量をだまして知らせる訳です。吸気量が少ないとその分燃料も薄く噴出しますが、実際のエアーは今まで通りの吸入なので相対的に燃料が薄くなる訳です。

セッティングは簡単。電気配線に弱い人にはちょっとツライかも?(^^;)
万が一の事があると困るのでバッテリーのマイナス端子を外しておきます。その後、助手席足下のコンピュータを取り外してS-AFCの配線を割り込ませます。

一番困ったのがディスプレイも兼ねているコントローラの置き場所。センターコンソールの上部にはカーナビを置くので、その付近は干渉してNG。コンポ付近も考えたが、シフトノブと干渉してNG。結局、助手席にあるグローブボックス上部へと設置しました。

配線が完了して、バッテリーのマイナス端子を接続し、イグニッションキーを回します。ここで注意ですが、いきなりエンジンを掛けてはいけません。S-AFCのセッティングがまだだからです。
イグニッションキーをONの位置まで回すと、S-AFCの電源が入ります。そこで気筒数、エアフロー量やアクセル開度などの情報をセッティングします。

S-AFCのセッティングが終わるといよいよエンジン始動です。S-AFCの表示も正常でしたのですんなりとエンジンが始動しました。
3,000回転〜4,000回転付近でのエアフロー量を+5%程度でセッティングし、試走行してみましたが回転が非常にスムースになりました。ただ、おもしろがって何度も踏み込んでいたら明らかに燃料の減りが激しくなりました(^^;)

全てのエアフロー量を0%へ戻し、アイドリング付近の1,000回転のみ−10%へとセッティングしておしまい。その後は車に乗っていないので後日じっくりと燃費などの確認を行います。

写真をクリックするとさらに大きな画像が表示されます。

送られてきたS-AFCです。小振りなパッケージに入っていました。

さっそく開封してみます。主要構成は本体+ケーブル+説明書です。その他、本体を設置するための台座もありましたが今回使用していません。

作業開始前にバッテリーのマイナス端子を外しておきます。自然と端子が接触しないようにプラスチックのスペーサーを入れておきます。

助手席足下のカーペットをはぐった状態です。木の板は4カ所ボルト止めしてあります。

板を外すと車載コンピュータが姿を現します。このままでは作業できませんので、矢印の個所のボルトを外します。

コンピュータを取り外し、端子部のカバーを外します。沢山の配線が見えます。本当に全部の配線を一本残らず使っているのでしょうか?(笑)

S-AFCの配線をコンピュータ用の配線に接続していきます。圧着端子も同梱されていましたが、そちらは使用せずに半田付けを行いました。

半田付けも完了し、接触しないようにビニールテープで保護します。

イグニッションキーをONの位置に回してみます。おぉ!S-AFCの電源が入りました。この時点ではエンジンは掛けていません。

APEXiのロゴが消えた後はセッティング画面が表示されました。まずは各種初期設定が必要なのです。設定を行わずにエンジンを掛けると変なことが起こる事でしょう。(^^;)

エンジンの始動もうまくできたので、車載コンピュータを元の位置へと戻します。S-AFCの配線も同時にまとめておきます。

コントローラの置き場所に困りました。運転席に近いと夜間の運転に支障をきたしそうなので、助手席側に設置です。