クリアーテール加工しますの図

今回の作業は大阪にお住いのじみぐるま@1216さんの作業手順です。
ぜっとんサイトの掲示板に作業手順を公開していただいたので永久保存版としてこちらで公開させて頂きました。



準備するものは加工用のテールレンズ左右2個。そして中に入れるレンズのためにアクリル板です。

では作業手順を見てみましょう!

写真をクリックするとさらに大きな画像が表示されます。

まずはノーマルテールをご用意いたします。一部ブチルゴムが付着していますがこれは後でキレイにふきとります。だってどうせ作業してたらいっぱい着くしね〜

テールの表面とハウジングとの合わせ目にマイナスを突っ込んでグイグイこじ開けていくわけですが、予想通りブチルゴムが行く手を阻んでくれます。そこで以前ヘッドライトをバラした時のようにお湯に浸けて作業すると・・・・あら不思議!今まで言うことを聞かなかったブチルちゃんが途端に素直になっちゃいます。
この時のお湯の温度は60℃くらいなんでゴム手袋をはめての作業をおすすめします。ちなみに僕の手袋は指先が破れていたため浸水してきてあんまし意味ね〜じゃん!状態でした。
勿論ドライヤーを用いてもいいでしょうがこちらのほうが一気に全てのゴムを軟化できる上に両手も使えますんで僕はお湯派です。注意点としては結構ゴミとかブチルが浴槽に付着するんで家族の理解が必要です。←これが不可能な場合は鬼のいぬ間に・・・・

さてそれではクリアレンズとなるアクリル板を用意します。これはスリットの模様が入ったヤツですが他にも色んなのがあるんでお好みでどうぞ。ホームセンターなんかで1700円前後で売ってます。

では早速カットしましょう。大きさは先程バラした際の純正のレンズを型にしてカットします。端っこの方はカバーに隠れて見えなくなるんでそんなにきれいにカットしなくても大丈夫です。画像では普通のカッターでカットしていますがもちっと大き目のヤツかアクリル用カッターがあれば更にいいです。
ある程度の切り込みを入れると・・・・

あとは手でパッキリと割れます。ただ切り込み量が少ないと変なとこで割れるんで注意してくださいね。ハイ、僕は1度失敗して再びホームセンターに駆け込みました。

カットしおえたらテールの曲面に合わせてアクリル板に反りをいれます。僕はガスコンロで炙りながら曲げていきました。冷えると若干戻るので強めに曲げて丁度イイぐらいです。

それではハウジング内にアルミテープを貼りましょう。上はまだ貼ってなくて下が貼った後です。反射しそ〜な感じでしょ!

後は上にもアルミテープを貼って全てのパーツを組み付ければ完了!なわけですがせっかくここまで面倒な作業をしたわけです。ここはスケベ心をだしてもうひと工夫!それは何かというと・・・・・次号へ続く

テールをお湯に浸けてバラす前にやっておく事としてハウジングと表のカバーとをとめているネジを1本外して下さい。位置は丁度リフレクターの裏側にあります。(画像はカバーを外した後に説明用に撮影したものです。)

ハウジング内をメッキ調スプレーでペイントします。この際アルミテープだとハウジング内の複雑な面に対応しきれない為シワがかなり入り、カバーを被せた上からでも結構バレたりするんでこっちの方がオススメです。

カバー裏側にはめ込んである枠を取り外してこれもメッキ調スプレーでペイントします。さすがに本物のメッキのような鏡面にはかないませんが、それでも磨きまくった1円玉くらいの質感にはなります。実際どう見てもアルミ製にしか見えません!←でも裏側を見るとモロプラスチックですが・・・

アップにするとこんな感じです。ちょっと高級感が出ちゃってますね〜!純正のガンメタ(これは年式によって微妙に違うようで黒いのもあります)とは比べ物になりません。

最後に、上下ともフルクリア化するとどうしても純正のリフレクターが目立ってしまって妙に浮いてしまうので上からアルミテープを貼ってみました。文字の部分の凹凸が出てしまってますがそこはご愛嬌ということで・・・

コツとしてはテールを正面から見て下の方の合わせ目の方が隙間が若干大きいんで(上側はピッタリくっついてるんで)こっちから攻めていくとやりやすいと思います。
またテールレンズ表面に大きな力を加えると割れてしまう恐れがありますがハウジング側は材質がやわらかいんでこっちを強引に開いていくような感じでこじっていきます。
いきなり一部分だけをこじるのではなく下側を全体的に少しずつこじって満遍なくブチルちゃんを柔らかくしていきます。
ガムのように伸びるようになったらしめたもの!
あとは左右も同じような要領で少しずつこじるとあとはテコの原理で上側は自然にパカッと開く筈です。
ガムバッテ!

今回のプロジェクト(?)ではアクリル板を買っただけなんでホントに安価でクリア化ができちゃいました(ってまだ完成してないけど・・・)からこれはマジおすすめです!
以前雑誌の広告でZ32のクリアーレンズ(後期テールではなく上下共フルクリアー仕様)がノーマル下取りで5諭吉で販売されてたんだけどこの方法を知っちゃったらもうばかばかしくなることウケアイでございますよ〜!